料理作りとこころの機能
グーグルマップに投稿したものを再掲しました。

いろいろな店にカレーを食べに行っていますが、自分でカレーを作ろうとは思っていませんでした。何種類のスパイスを調合することは素人ではとても無理だと思っていたからでした。
ところがよく訪れる大久保には食材を売っている店も多く、冷凍庫にはマトンや山羊の肉が置いてあります。それらを見ていつかは自分でカレーを作りたいと思うようになり、先日ついに山羊肉とスパイスを買ってカレー作りに挑戦しました。
しかし結果は店の味に遠く及ばず残念な結果に終わってしまいました。
ところでこころの機能を測る方法の一つに知能検査があります。代表的なものはウエクスラー式知能検査です。この検査の結果の解釈する際に、ものごとを一つずつこなしていく方法(継次処理)と複数同時にこなしていく方法(同時処理)をどう行っているのかを評価することがあります。
料理はどんな材料を使うか?どのような順序で作っていけばいいのか?時間はどのくらいかかるのか?など頭の中でシミュレーションし、実際に作業する過程で、私たちはとても複雑な継次処理と同時処理をこなしています。料理を作るということは簡単な作業ではなく、こころの機能をフル回転しなければできないものなのです。
ですからこころの健康の回復過程にある方は、簡単な料理を作ることをリハビリの計画の一つとして取り入れるといいかもしれません。簡単な献立から徐々にこなしていくことでこころの機能の機能の回復に役立つと思います。
復職についてのご相談も承っております。